エイジコンサーンジャパン設立へむけて
12月8日大阪産業創造館にてエイジコンサーン・ジャパン設立に向けての講演会がありました。今回はこの活動について紹介したいと思います。
エイジコンサーンとは、1940年設立の英国「全国高齢者福祉協議会」を母体とし、1971年に誕生した高齢者福祉事業を中心とする民間団体です。全英で約1500支部あり、有給職員が4800名、ボランティアが25万人(うち60%が60歳以上)という英国最大の福祉団体です。できるだけ長い間健康を保ち、自分で出来ることは自分でし、高齢者層の中での支え合いを実現し、高齢者が生き生きと尊厳を持って暮らすという社会を実現するために活動しています。
特筆すべきは、この団体の財源のうち、政府の補助金の割合が5%にすぎないことです。残りを政治家や企業・学者・芸能人からの寄付と、保険サービスや金融取引など、この団体自体が主体となってやっているビジネス収益で賄っています。このように高齢者の自立だけでなく、非営利法人たる組織自体の自立を実現している点も、学ぶべきものが非常に多い団体です。
自分たちで
財源を確保するために、
このような本の出版も
行っています
|
こういった英国エイジコンサーンの優れている点を日本に導入し、日本の高齢者福祉を充実したものにしようと、30数年間英国総領事館で勤めてこられた塚谷v子氏を中心とするメンバーが、エイジコンサーンジャパン設立準備委員会を立ち上げました。