教育シンポジウムIN大阪
悩みを抱える青少年 並びにその保護者の
サポートをいかにするか
大阪市中央公会堂にて
【後援 大阪市教育委員会】
年々増え続けている不登校やひきこもりをテーマに教育評論家の阿部 進氏と、文部科学省文化庁の寺脇 研氏の対談、
および大阪市教育委員会の大畑 眞二郎氏から現状報告がありました。
●寺脇氏: 不登校の受け入れ施設は「公的」な要素が強まると学校に近くなる。よって、地域ごとに自然に生み出される「居場所」を探るべき。
●阿部氏: 不登校の子供たちが自然にわいてくる興味を伸ばして学習につなげていくべき。このような活動は行政には限界があるから、NPOでやる。ただし、親がNPOに丸投げになるのは良くない。
提案: 土日の学校の活用。平日の空き教室の利用。地域で子供をみる。防犯面では、学校に地域の目が行き届かないことのほうが危険ではないか。
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以前、不登校の児童のカウンセリングなどに関わる方が「一番大変なのは児童への対処でなく、その周り(学校、両親、家族)などの意識改革だ」とおっしゃっていたことがあります。
原因も、解決策も一つだけではありません。あらゆる方面から積極的に問題解決に向けての手立てを考えるべきです。そして、地域でも常に「子供に積極的に関わる」機会を探っていかなければなりません。
数々の学校への侵入事件以来、「開かれた空間」として位置づけられつつあった学校が「閉ざされた」空間となってしまっているのは本当に残念なことです。
この問題に特効薬は無いのでしょう。あらゆる身の回りの(一見)些細な事を改善していくことにより、解決につながっていくのだと感じています。
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