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福島しんじ、走る!「ま・つ・り」の日々。お伝えします。
2004年1月16日

大阪市建設局レポート


 私は現在建設港湾委員ですので、今回は大阪市建設局の活動の一部をご紹介します。まずは天王寺区関係からです。

1.まちづくり活動支援事業について

2.JR寺田町周辺における駐輪対策について
3.保水性舗装(涼しい道)について
4.交通バリアフリー法に基づく整備について


1.まちづくり活動支援事業
援事業について
  大阪市には地域でまちづくりをしていこうという人々を支援する制度があるのをご存じでしょうか。個々のまちにはそれぞれ特性があり、それにあったルールづくりや環境整備が必要です。この点、行政または個人の力では限界があります。たとえば地域のきめ細かい防災・防犯や町並みの保存、放置自転車・違法駐車の問題、これらは行政でもできますが、地域のことをよく知り、ネットワークもある住民が主体となってやった方が地域の事情に合ったやり方や結果がでてきます。大阪市でもそこのところを重視し、上記の支援制度を設けています。

 この「まちづくり活動支援制度」は、まちづくりアドバイザーの派遣、まちづくりコンサルタントの派遣、まちづくり活動費の助成といった支援を、要件を満たす組織に対して行います。

要件は、
@複数丁目以上の広がりを持つ地域で活動し
A組織がその地域内の居住者、事業者、土地建物所有者で構成されている
B住民の多数の支持を得ている(署名などで)
Cまちの整備・改善及び保全にかかるまちづくり 構想の策定を目的としている
D他のまちづくり制度の適応対象とされていない

となっています。
窓口は各区役所であり、区長の「副申」を受けて市の認定審査会で審査されます。

興味をもたれた方、ご質問は、御連絡ください。


2.JR寺田町周辺における駐輪対策

 JR寺田町駅周辺では放置自転車が集中し、長らくの間、通行に大変危険な状態が続いていました。ここは大阪市の三区(天王寺区・生野区・阿倍野区)にまたがる地域で、現在どの区域にも放置自転車が数多く見られます。そこで大阪市建設局は、現在駅の西側に設置されている駐輪場以外に、新たに阿倍野区側に一カ所駐輪場を設置することを計画しています(地図参照)。また駐輪場整備ののち、駐輪禁止区域を設定し、駅前美化を徹底することも想定しています。

      有料駐輪所や禁止区域の設定によって個人として不便に感じることはあるかもしれませんが、寺田町を住みよい街にするため、人々が訪れてくれる街にするためには、これらのことは絶対に必要なことであります。どうか地域の皆様のご協力をよろしくお願いします。





3.保水性舗装(涼しい道)


 大阪の夏は暑くてたまりません。その原因の一つに、アスファルト熱があります。アスファルトは真夏のお昼には、なんと50〜60度の熱を持っているのです。そしてそれが夜になっても冷え切らず、熱帯夜や日中の体感気温の上昇につながるのです。建設局では大都市に顕著に現れるこの現象に対処するため、「保水性舗装」というものを開発しました。

 これは、通常のアスファルトに比べ、保水性に優れており、一度水がしみこんだらゆっくり蒸発させます。水をまいた道路は水分をたっぷり含んだままになるため、気温が上昇してもアスファルトの温度が急激に上昇することはありません。 実際に四天王寺南側でこの道路を施工したところ、一u辺り5リットルの水をまけば3日間は10度ほど温度が下がるという結果がでました。足下が10度下がることで体感温度がずいぶん変わってくるようです。

 これから市としてもこの舗装地域を順次拡大していく予定ですが、通常の舗装よりコストが高くなるため、人が多く歩くところ、工事の時期が来ている道路、水まきすることに地域の協力が得られるところ、という条件を満たすところで計画しています。

 東京では大型幹線道路を中心にスプリンクラーを設置して実施を始めているようですが、大阪はまずは実際市民に涼しいというのを感じてもらおうということで、人が歩く小さめの道からという方針で始めることにしています。


4.交通バリアフリー法に基づく整備


 大阪市では平成12年11月の通称:交通バリアフリー法の施行を受け、基本構想の策定に取り組みました。

  交通バリアフリー法の特筆すべき点は、公共交通事業者は旅客施設(電車バスの駅など)の新設や新車両の導入の際にバリアフリー化を図ることが義務づけられた点です。また既存施設や車両についてもバリアフリー化に努めることと規定されました。 市町村についても、一定規模の駅や施設を中心とした地区で「重点整備地区」を指定し、その周辺のバリアフリー化を一体的に推進するための「基本構想」を策定することになっています。大阪市ではこれを受け、14年度は梅田地区・難波地区・天王寺阿倍野地区をそれぞれ指定しました。
 
  市が目指すべき方向としては、施設のバリアフリーはもちろん、情報のバリアフリー・ソフト面でのバリアフリーにも取り組んでいきたいと考えています。バリアフリー重点整備地区では具体的には音響式信号、低床バス、エレベータ、誘導ブロック、視覚聴覚情報の両面提供、身障者用トイレ、歩道の拡張、市民啓発、などに優先的に取り組んでいく予定です。整備にあたっては、大勢の地域住民の方々が地区を実際歩いてその後意見交換する「わがまちウォッチング」を実施し、そこでの意見も採り入れています。

 バリアフリーというと駅の仕事、市の仕事というイメージがあるかもしれませんが、2で取り上げた放置自転車の問題も大きく関わってきます。また社会も高齢化がすすみ、この問題は誰にとっても決して人ごとではなくなります。駐輪場が近くにあるときはできるだけそこに止めるようにしましょう。
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