愛知県常滑市視察
● 常滑市の様子
知多半島西海岸の中央部に位置する都市。名古屋から40分程度離れており、古くから焼物の産地としても知られていますが、現在では、中部国際空港の建設が2005年の開港を目指して着々と進んでいます。
現在の工事の様子
● 中部国際空港
約473haの敷地面積を持つ国際空港(関西国際空港は510ha)
が建設中で、来年の開港に向けて準備が進められています。
関空と同様、こちらも埋立地の上の空港です。
国、自治体、民間が各々4:1:5の割合で総事業費を負担し、事業主体者は民間の企業が行う方法です。
民間ならではのアイディアもたくさん活かされ、空港周辺施設も大変ユニークです。グルメゾーン、雑貨ゾーン、地元の評判店ゾーン、展望温泉施設、飛行機を見ながらの結婚・披露宴会場など、まるで一つのショッピングモールのような印象を受けました。
● コスト削減
事業主体者である中部空港会社は、トヨタ自動車出身の平野幸久社長の陣頭指揮で、民間の知恵を生かし、徹底的なコスト削減に取り組んでいます。今年初め、着陸料を他の国際空港よりもはるかに低い額で提示したことも記憶に新しいところです。
民間企業の知恵を活かす、というその発送は大阪にも取り入れたいところです。